2016年10月に熊本へ。熊本地震から半年。
雨がふるなか熊本市中央区の住宅街を散歩した。応急危険度判定の紙が貼ってある。ところどころの家の屋根には、ブルーシート。道をあるけば、黄色い「要注意」や、赤い「危険」の紙が貼ってある家屋やマンションがそれなりにある。
赤紙が貼られたある家では美容室が営まれていて、屋内ではいつものように仕事をされていた。赤紙ははがせないのだろう。自宅に「危険」だとラベルを貼られてしまう気持ちを考えるといたたまれなくなる。半年たって熊本市内がこのような状況だったとは思いがいたらなかった。
震源にちかい益城町では、がれきが積まれたままで震災直後とほどんど変化していないそうだ。時間がたつにつれ熊本地震は風化しつつあるが、回復までには相当の時間がかかりそうだ。
(今回も写真を撮る気にはならなかった)