ずいぶん遅くなりましたが、今年はじめてWWDC 2008に行って感じた雑感をメモしておきます。
- 現在進行中でMac/iPhoneアプリ開発中の人は参加して損はないです。オススメします。逆に言えば、開発していない人が参加しても、それほどの価値は無いと思います。
- 開発中の現役学生さんは、スカラシップに応募しましょう。参加費がタダになります。学生向けのStudent Welcome Sessionは、WWDCで最も印象深いセッションでした。これは技術セッションじゃないので中身を書いてもいいかな。人脈づくりとか、独立に向けてのキャリアパス設計などの実践的で具体的な話でした。アメリカの学生さんたちは、日々こういう言葉を聞いているのかあ、と感心しました。日本の就活イベントでは、ありえない内容でした。
- イベント全体の運営はすばらしいです。私は利用しませんでしたが、朝食、昼食のサービスがあります。飲み物はいつでも飲めますし、おやつの出る時間もあります。有線・無線LANが利用できます。テーブル、椅子、電源もたくさん用意されています。(が、参加者も多いので、空いている椅子が見つからないことも)ノートブックのバッテリーチャージサービスもありました。最終日(金曜日)は、午前で終わるので、アメリカ国内の参加者は、ホテルをチェックアウトし、会場にカバンを預けていました。みなさんとても親切です。
- Apple本社にしかないカンパニーストアが会場に出張出店しています。ここで、Tシャツなどのグッズが買えます。ただし、品揃えは本社のストアよりも限られています。ただ、本社ストアのグッズの品揃えも、私にはいまいちでしたが。会場近くにApple Retail Storeがあるので、ここでアメリカ版iTunes Gift Cardなどを買いました。
- 国内外のMacデベロッパーとの出会いがあります。
- Keynoteは、早朝から並んで入場するのが恒例となりつつあるようです。ただ、どんなに早く並んでも、Jobsは遠くにしか見えません。演台近くは、VIP席だそうです。私は早起きせずに、ゆっくり寝て、オーバーフロールーム(同時中継)で見ました。
- Sessionの内容は、NDAのため書くことができません。たいてい、新しいOSの新機能の話が多いです。あらかじめ知っている分野の内容であれば、英語が不慣れでも何とか理解できました。質疑応答の英語の聞き取りは私には難しく、ほとんど理解できませんでした。Sessionは定員になると部屋に入れてもらえません。私は、Interface BuilderのSessionに遅れて行ったら満員で入れませんでした。目当てのSessionがあれば、早めに行くことをお勧めします。
- Labでは、Appleのデベロッパーと直接面会できます。このような機会はふだん滅多にないので、貴重な機会だと思います。開発中の問題点などをソースコードを持ち込んで相談することができるそうです。その場で問題が解決しなければ、連絡先をゲットすることができますしね。私は外から眺めただけで、中には入りませんでしたが。
- サンフランシスコは、とても気持ちのよい都市でした。食べ物がおいしい。アメリカとは思えない!
というわけで、開発中の人は、ソースコード持参で参加なさってみては、いかがでしょうか。
私自身は、来年も行くかどうかは、まだわかりません。