こんにちは、生活のリズムが第一党の党首です。党是は、生活のリズムが第一。公約は、基本的人権としての睡眠時間と朝昼夕食時間を保証することでです。睡眠時間、食事の時刻など、毎日同じリズムで生活することで、すこやかな生活をおくることができます。夜更かし、寝過ごし、ありえません。二度寝、三度寝はしません。早弁、おそ弁、ご飯抜き、もってのほか。太陽とともに活動するのが自然の摂理です。ついでにコンビニの24時間営業はやめてしまいましょう。
いやいや。みなさんに朝6時に起きて、9時に仕事をはじめようなどといっているわけではありませんよ。我が党は、そんな全体主義的な思想はもっていません。生活のリズムはそれぞれの人によってちがうでしょう。ただ、憲法がうたう健康で文化的な最低限度の生活を送るには、何よりも毎日一定のリズムが必要であり、それをみなさんに保証してあげたいのです。生活のリズムの大切さに気がついていない人たちがあまりにも多いので、こうしてわたしは闘っているのです。リズムが不安定な人は、目があいていても寝ているようなものです。さあご一緒に目覚めましょう!
おっと。党首としたことが、たいへんな夜更かしをしてしまった。もう日付が変わっている。かくも人間は矛盾に満ちている。おやすみなさい。
(541文字/17分)
生活リズムの文化史 (講談社現代新書 (647))
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加藤 秀俊
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